Little Child

スコップを渡されて、 「はい、ここに穴を掘って下さい」 と言われたとします。

もうひとつの指示は、 「1メートルまで掘ったら教えて下さい」 と、いうものです。

あなたはいっしょうけんめい穴を掘り、1メートルになりました。

指示通り報告すると、指示した人は穴のなかをちらっと見て

「はい、わかりました。埋め戻して下さい」

埋め戻すと、今度は別の場所を指さして、また同じことが繰り返されます。

これが毎日。これがあなたの仕事だとしたら・・・

「むなしい」 「腹が立つ」 「やる気がでない」

感想を伺うと、こんな言葉が出てきます。

仕事というより、罰ゲームという感じですね。

そして、別の指示者は、あなたにこんな指示をします。

「このあたりの地下1メートルに、貴重な遺物が埋まっています。  ただ、くわしい場所がわからないので、細かくくぎって、しらみつぶしに  掘って調べなければなりません。

 このあたりは地盤に問題があり、重機を入れられないので、人力で  掘らなければなりません。

 計画表をお渡ししますので、それに従って、遺物が出るまで、区画ごとに  掘って確認して下さい。

 何日もかかるたいへんな仕事ですが、あなたなら粘り強くやってくれると  信じています。

 おまかせしますよ。」

実際に行う仕事は、最初の穴掘りとまったく同じです。

どちらが、やる気が出るかは、いうまでもないですね。

 これはまじめな話ですが、自分をほめることを学ばないと、その人の勉強は遅かれ早かれ行き詰ります。
 
 勉強してほめられるのは、あっても子どものときだけです。
 大きくなると、誰もあまりほめてくれなくなります。
 さらにレベルが上がると、教えてくれる人も、同じように頑張っている人も、自分の周囲にいなくなります。
 ほめられることも、はげましあうこともなしに、やっていかなくてはならなくなります。
 やる気を自分で稼いで来なくてはならないのです。
 
 自分をほめることは、自力で飛べるようになるために絶対に必要です。
 
 自分をほめることは、自分を甘やかすことではありません。
 甘やかすとは、たとえば「おまえは天才だから努力しなくていい」というようなことです。
 
 というか、天才は努力します。とことんします。とまらずします。
 天才とは、努力することを止められなくなった人のことをいうのです。

母方の爺さんが若い頃に書いた婆さんへのラブレター
爺さんと婆さんは終戦直後にどっかの寮で知り合った。

「(出征の可能性があったので)花を愛でるのもこれで最後かも知れないと思うと
去年の桜はいつも以上に美しく感じられたものですが
今年出会ったあなたという花の前では色あせてしまいます」